有益な借金のために

世の中には様々な金融会社があることや、利用者やその目的もそれぞれだということが分かっていただけたでしょうか。バブル時代と異なり、今や並大抵のことでは充分なお金を稼ぐことができません。自分の未来図のために何か事業を興そうと考え、住宅など大きな買い物をする人にとっては、融資を受けるということは、もはや当たり前になってきたといえるでしょう。

融資インターネットの普及で情報も簡単に手に入るようになりましたので、融資を受ける会社や機関もきちんと自分に合ったところを選べるようになりました。しかし、それらは利点でありながら、下手をすると人々を借金地獄におとしめることにもなりかねません。簡単にお金が借りられるということは、危ない面があるということを知っておきましょう。すなわち、冒頭にも書きましたが、お金を借りる場合には、それなりのきちんとした理由があって然るべきです

ただの小金欲しさや、元々ある借金の返済に充てる目的で融資を受けてはなりません。これまでコツコツ積み上げた人生を、マイホームという家族団欒の中に収めたいと思ったとき、金融会社のしくみを十分に知ったうえで融資を受けるといった心構えが大切と言えます。


住宅金融会社の融資

次に、住宅金融会社の説明です。これは住宅の購入を考える人向きですので、これまでの話からは少しそれますが、今後あなたが歩む人生においての知識として知っておいて損はないでしょう。住宅金融会社とは、個人向けに住宅ローンを取り扱っている会社のことです。住宅用地の購入や、新築、中古の一戸建てやマンションの購入、また、住宅の改築費用として融資を受けることができます。

融資これは住宅を抵当として融資を受けるしくみですので、実際に住宅の建築がされていない場合には、融資を受けることができません。それについては、住宅購入の際にしくみや手続きの進め方などを詳しく聞いておくとよいでしょう。住宅金融会社には、公的融資と民間融資がありますが、公的融資は融資を受ける条件や資格が厳しいと言われています。

しかし、その分金利が安いという利点があります。以前は住宅金融公庫がその代名詞のように言われていましたが、民間の支援機構に移転したために今は利用ができなくなりました。後者の民間融資は条件が甘いのですが、その分、金利が高目です。金融会社によって金利にかなりの差があるので、最初にじっくり調べてから、融資を受ける会社を選ぶ必要があるでしょう。

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消費者金融会社の説明

金融会社はじめに、金融会社とはどのような会社を指すのでしょうか。金融、すなわちお金を融通してくれる会社のことですが、具体的には消費者金融会社、住宅金融会社、証券金融会社などです。まず、はじめに消費者金融会社についてお話しておきましょう。これは、消費者すなわち個人に対して小口の融資を行う会社です。過去に消費者金融事業が拡大した頃に、強引な取り立てなどによる借金を苦にした自殺が社会現象として問題化された時期がありました。そのために、昭和58年5月に貸金業法が制定されたのをご存じでしょうか。

近年では、利息の面でグレーゾーン金利の廃止が制定され、そのことから払い過ぎた利息が戻ってくるようになりました。いわゆる過払い金の返還です。これは嬉しいニュースに聞こえますが、過払い金の返還といっても、簡単なことではないのです。

このように、金融会社からお金を借りるということは、様々な問題をはらんでいるということを忘れないようにしましょう。消費者金融会社は近年イメージアップに力を入れ、宣伝に次々と有名女性タレントを起用したり、深夜枠でなく昼間にコマーシャルを流したりするなど、クリーンなイメージへと移行を図っています。しかしそのようなイメージに惑わされず、しっかりとその中身を理解しないことには、融資を受ける資格はないと理解しましょう。あなたの健全な未来は、あなた自身で守る他はないのです。

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金融会社とストレス 

お金お金がなくては始まらないとのフレーズ、これはあなたにとってポジティブな響きでしょうか、それとも、背中にイヤな汗が流れるような気分になるでしょうか。小金欲しさに融資を受けて、返済に困った果てに多重債務者の道を歩んでしまったという人が、あなたと同じこの世界に生きていることを考えたことはありますか。世を騒がせる日々の事件にも、金銭がらみのものが何と多いことでしょう。お金が直接の原因ではなくても、借金を抱えたストレスから良からぬ行動に出てしまったケースも少なくありません。もしも今、あなたが同じような悩みを抱えていたとしたら、こう考えてみてください。きちんと働いているのにお金がないというのはたいへん辛い話です。

ですが、それでも努力して急場を乗り越えた先に掴んだ幸せを想像してみてください。今度はその逆に、やる気が出ないのを理由に、安易にお金を得ようとして、街中の消費者金融から簡単に融資を受けてしまったとしたらどうでしょうか。人間というものは一度、借金をしてしまうと、こんなに簡単にお金が手に入り、好きなことにお金が使えるなんてまるで降って湧いたお金のように思えてしまうところがあります

今月はちょっと遊び過ぎて返済する当てがないけれど、来月はちゃんと働くから、今月分は他の金融会社から借りたお金で返しておこうかな、などと、気が付いたら多重債務を抱えてしまい、そうなるとなかなか元の生活には戻れません。心の中にグレーゾーンを抱えたままでは、どんな晴れの日も心が下を向いてしまいます。友達にも言えず、まして両親にも相談できずに、今年は帰省をやめておこう、など、どんどん殻に閉じこもるようになってしまいます。人生の分かれ道、どちらを選ぶかは自分次第です。グレーな人生にならないよう、自分が今ほんとうにお金を借りることが必要か否かをきちんと見極めなければなりません。それでは、金融会社がどのようなものか、少しお話しておきましょう。

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